10年後の約束

２人は、もう一度１８０度の夜景を見渡し、「１０年後の約束」を誓った。


「帰ろうか。遅くなっちゃったね・・・・」



「うん。まだ一緒にいたいけど・・・・しかたない・・・」




２人は車の中では無言で、お互い山の頂上での出来事に酔いしれていた。



そしてやがて、哲也の家まで、着くと、哲也が久美子のほうに寄ってきて


「約束のkiss]

といって、緊張しながら、おでこにchuをした。


２人ともまるで中学生のようだった。


「じゃあ。さよならは言わないよ。元気で。」哲也が言った。


「ええ、お互いに元気で頑張ろうね。」久美子が言った。



そして、２人はお互いの電話番号、アドレスを消した・・・・・・・