「久美子さん、俺は本気だ。でも、俺はまだ17歳だ。

だから、10年待つ。一緒になれるまで、10年待つんだ。」


「哲也君、私には家族がある。待っても何も変わらないわ・・・」


「いや、変わる。変えてみせるよ。」と真っ赤な顔をしながら哲也は厚く語った。


「こんなに好きなのに・・・・私達は無理よ。」久美子がため息をついた。



「1年後、2年後、3年後、ずっと離れないよ。俺があなたを守る。」哲也が言った。


「だめよ・・・・・無理よ・・・あなたはまだ若い。私は10年経過したら、

ただのおばさんだわ。」