10年後の約束

「哲也君、そろそろ目を閉じて・・・・」久美子が言った。


「えっ、あっ、はい。」


「さあ、もういいわよ。」


「わあ~~~~~綺麗」哲也が言った。


「180度見渡せるわよ。降りてみよう。」久美子が言った。


「この場所は、家族とでも来たことないわ・・・・


私の初恋の想い出がいっぱいあるから・・・・・」







しばらく2人は沈黙だった。




そして、哲也がいきなり「久美子さん、好きです。愛しています。」

と言いながら久美子の手を握り、後ろから抱きしめた。

久美子はびっくりしたが、とても心地よかった。

そして、耐えきれず、言ってしまった・・・・・・・・


「私も、好きです。愛してます。」