10年後の約束

久美子は、そのことを美恵から聞いていたので、1時間は見る覚悟でいた。

ところが、15分したら、哲也は言った。

「ありがとう。もう満足したよ。

そろそろお腹すいたかな・・・・・」



「えっ?もういいの?

じゃあ、お弁当食べようか?・・・・」



2人はベンチに座り、ぽかぽか陽気の中で、お弁当を食べた。



「おいしい。久美子さんは本当に料理が上手い。」

哲也が満面の笑みで言った


「そんなことないわ。でもありがとう。いっぱい食べてね。」

久美子は哲也のその姿を見て、愛おしく感じた。


もう自分の気持ちはごまかせない・・・・