10年後の約束

キラキラとまぶしい太陽が2人を照らした。


入口に入ると、哲也は言った。



「久美子さん、荷物持つよ。」

「あ~いいよ、大丈夫、でもそれ・・・・・・・」

「あっうん、お弁当作ってきたの。」久美子は答えた。


「じゃあ、重いだろうからやっぱ俺が持つ。」


「そう?うん、わかった。ありがとう。」

久美子はお弁当の入ったバッグを哲也に渡した。


その時、初めて2人の手が触れあった。

2人とも心臓がバクバクした。


ドキューンドキューン


なにこの感覚・・・・・久美子は子供みたいに哲也とはしゃぎだした。