10年後の約束

哲也が帰宅すると、お母さんは、なぜか緊張していたようで、

ほっとしたかのように、ソファーに横になった。


「お母さん、疲れちゃった?突然だったし・・・」恵里は聞いた。


「いや、大丈夫よ。ちょっとめまいがしただけなの・・・」お母さんは答えた。

「片づけ、私がするからね。お母さんはゆっくりしててね。」




恵里はそういうと張り切ってテーブルを片づけ始めた。


これが哲也君の使ったお皿・・・などと自分の世界に浸りながら・・・・・