10年後の約束

そのまま、私たちは、先輩に連れられ、


芝生のある学内の公園へ連れて行かれた。


すると、そこには、もう何人かの新入生が集まっていた。


「あっ」思わず、恵里は声を出し、慌てて口を押えた。


なぜなら、そこには、間違いない、恵里の初恋の人、


渡辺哲也が座っていたからだ。