今…君のために出来る事 今…君のために生きる事

『好き』と僕は言った。でも、それ以上の事は…今日まで何も言ってない。彼女なら勝手に忘れてしまうだろうと思っていたから…。その彼女が…今、肩を震わせながら僕の胸の中にいる。仕事中だけど…僕は思ったより小さなその肩を…小さく抱き締めていた…。
ほんの数秒抱き締めて、僕は彼女を引き離した。彼女はまだ…うつむいている…。僕はそんな彼女に話しをした。
「好きだって言ったけど…ごめん。今は…、いや、もう恋はしたくないんだ…。」
「…なんでよ…。」
「理由は…、僕は…僕が誰かを好きになったら…きっとその誰かを悲しませるから…。」
「だから…なんで!?意味わかんないよ!?なんで悲しまなきゃならないの?」
うつむいて話す彼女のはっきりした口調…僕は戸惑ってしまった。…本当の事を言うべきかを…。

きっと…こいつは嘘をついてない…。私はそう感じていた。ただの体目的なら、今のこいつみたいに…心臓の鼓動が早くなったりしないだろう。ほんの少しだったけど…こいつの胸の中にいた時…私は安らぎ?を感じてた…。引き離されても…鼓動がまだ私の中に残ってる…。こいつは…恋したくないなんて言ってるけど…私が理由を聞いた時の顔…困ってるって言うより、悲しい顔をしてる。