今…君のために出来る事 今…君のために生きる事

そして…取り乱しながら言った私の言葉は…今まで、誰にも言わなかった…私の本当の感情…。
「…SAE…」
「…ごめん。」
本当にありえない事だと思う。私が…取り乱すなんて…。でも、今言った事は…本当の事…。
「…私にも…夢…出来たよ…。」
「えっ?」
「…な人と…ずっと一緒にいて…子供産んで…」
「…な人って?聞こえなかったよ?」
わざと…聞こえない様に言ったのに…。あいつは…ずっと私を見ていた…。
「ねぇ?」
「…何だっていいじゃん…。…だから…不安にさせないで…。」
もう…大切な事をはっきり言わないだけで…感情なんて隠して…隠せなかった…。私の夢は…、子供の頃の夢を思い出して言った事だけど…こいつとなら…そうあってもいい。そうありたいって…前から思ってたから…。 「…SAE、キスしようよ?」
「…バカ。そんなの…言ってする事じゃないよ…。」
口で生意気な事を言っても…いつの間にか…私の唇は…あいつの唇に重なっていた…。あいつの唇は…あたたかくて…離したくないって…そう思えた…。…ゆっくり…あいつの唇が離れてく…。ほんの少しだったけど…、今まで生きてきた中で…一番…長いキスだった気がする…。
「…遅くなって…ごめん。僕…SAEを…満足させられなかった…。」