今…君のために出来る事 今…君のために生きる事

「僕の好きな曲…誰がリクエストしたんだろ?でも…コメントが…らしいよね。」
あいつはそう言って笑ってた。夢じゃなかったら…どうやって聴いたんだろ?わからないけど…絶対に聴いたんだって…私は確信した。
「…そんな事より、大丈夫なの?」
「全然…大丈夫だよ!」
私が話をそらすみたいに言ったけど…本当になんでもない様だ。
「…信じてない?ほらっ!」
また黙ってしまった私を見て…あいつは急に起き出し、立ち上がった。
「ねっ?なんでもないでしょ?」
「何してんのよ!もう!」
さらに歩こうとしたあいつを…私は力づくで止めた。全くこいつは…心配するんじゃなかった…。って思いながらも…本当はホッとしていた。
「…ごめん。」
「本当だよ!」
私は…そのままあいつをベッドに戻した。ベッドに戻しても…私の腕には、まだ…あいつの腕が絡まっていた。
「…どうしたの?」
手さえ…まともに握った事もないのに…なかなか離そうとしない。普通なら…聞くべき事じゃないのかもしれないけど…、そんなあいつの行動に…動揺したのかもしれない。そんな時、ふと…あいつと目が合ってしまった。
「SAE…大好きだよ…。」
「ちょっ…何言ってんの!?」
目をそらしたかった…。けど…あいつの真っ直ぐな瞳に…私は逃げられなかった…。