今…君のために出来る事 今…君のために生きる事


「よっ!」
「えっ!?あっ…」
ベッドの上にいたあいつに…そう言われた。…そこにいたあいつは…いつものあいつに見えなくて…私は少し戸惑ってしまった。
「奇跡…みたいだよね…。」
私の横にいた亜紀さんが…そう呟いた。…今、ここにいるあいつは…今まで見た事がない様な…すごくいい顔色をしてた。
「どうしたの?」
「あっ…うん…。」
何となく…上手く返事が出来ない…。こんな元気なあいつ…昨日の今日で…私は混乱してるのかな…。
「じゃあ…亜紀…。」
「…うん。」
あいつがそう言うと…何かを伝えたいみたいに亜紀さんを見た。そして…亜紀は小さく返事をして…ドアを開け…出て行った…。

「ねぇ…どうしたの?ずっと黙ってて…」
「…うん…。」
病室に入って…数分が過ぎていた。何も言わない私に…あいつはそう言ってきたけど、今、私の目の前で起きていることが…まだ…信じられなかった。昨日…あんな事になったのに…これは夢なのかな…?
「昨日…ラジオ聴いた?」
「えっ!?」
突然でもないけど…言われて驚いてしまった…。確かに、私のリクエストはラジオで流れたけど、とても聴ける状態じゃなかったはず。…もしかして、昨日の事が夢?…なら、そうであって欲しい…。