今…君のために出来る事 今…君のために生きる事

「…」
床頭台に置いてある時計が…コチコチって音を刻む。部屋の中にはその音が響く…。そんなに大きな音じゃないんだけど…やけに大きく…響く…。
これから僕はどうなるんだろ?本当に少しでも長く生きれるのか?痛みで…こんな事ばかり考えていた…。


「すいません…ここに…。」
私はあの男に教えられた病院に着いて、とりあえず受け付けにあいつの事を聞いてみた。働いてるにしろなんにしろ…他人に話し掛けるなんて嫌だけど、今の私にはこうして聞くしかなかった。ここまで来て…なにも出来ず帰るなんて…もう、出来ないし…。
「205号室ですね。二階になります。」
「えっ?」
聞いておいて…そんな私に、受付は変な顔をしていた。…不信感ってやつ?
「あの…どういった御用件で?」
「あっ…お見舞いです。」
そう聞かれたから…私はそう答えたけど、そう言えば私の格好…合コンからそのままだ。…いかにも場違いって思われても仕方ないな…。それにしても…なんであいつが入院?病院にいるのは本当だったけど…信じられなかった…。入院って可能性はあったけど…なんか嫌な感じ…。それでも…あいつの顔が見たい…。私はとりあえず案内板を見て…あいつが居るって部屋に向かった。