今…君のために出来る事 今…君のために生きる事

「ん…。」
声を出すのも面倒になってた。僕は…少しでも長く『生きる』為にここに来た。…でも、その約束、守れないかもしれない。このまま…眠って死ねれば…どんなに…。


(この時間なら…居るよね…。)
私は…あいつが居るって確信はないけど、勝手に『居る』って思い込んでた。どんどん…あいつに近づいてる。今更…逢ってどうしようっていうんだ?私が振られたのに…。それでも…あいつの側に生きたかった…。
(どうしょう…。)
もう…あの店が見える所に来ていた。ここまで来て…足が止まった。躊躇してる?胸がドキドキして…止まった足は震えてる。なんで?こんなの経験した事…ないよ?
今なら戻る事だってできる。けど、今、あいつの顔を見なかったら…きっと私は後悔する。もしかしたら…もう、あいつに逢えないかもしれないって…。
「よしっ!」
そんな想いが…私の背中を押してくれた。本当にこれが私?って思えるよ…。ひとりで声を出して…気合いってやつかな?私は店に入っていった。

(どこかな…。)
店の入り口で、私は店内を見渡していた。他の人が見たら…変な光景だろうな…。でも…私はそれでも構わないし、それよりとにかく、ただ、あいつの顔が…見たい。それだけ。