今…君のために出来る事 今…君のために生きる事

みんなは…僕が客として来ると思っているから…。
「…あぁ。」
何となく、後ろ髪を引かれる感じで…僕達は店を出て行った。

「明日から入院するの?」
「うん。」
晶に聞かれそう返事をした。正直、不安はある。入院して…また帰ってこれるのかと…。
「お前が入院しても…俺は見舞いなんかいかねぇからな。」
「えっ?」
その言葉の意味を僕は理解出来なかった。一番…僕を心配してたと思ってたのに…。聞き間違い?なのか?もし間違いじゃないなら…僕の不安はより大きくなっていた…。
「暗い顔すんなよ。」
そんな僕を見て、晶はまた話だした。
「俺はまた戻って来るって信じてるから。だからさ、お前も死にに行くんじゃない、生きる為に行くんだって信じろよ。」
晶に言われた事は…僕の中にある不安そのものだった。けど、それを否定してくれた。僕は…入院をそのまま『死』につなげていたんだ。そうじゃないと晶は僕に教えてくれた。死ぬ為なんかじゃなく、生きろって。それを信じろって…。
「それに…帰ってきたらお前の元カノに逢えるかもしれないだろ?お前は…ふっ切れたみたいな事言ってるけど…バレバレなんだよ!」
「それは…ないな。」