今…君のために出来る事 今…君のために生きる事

何にも…変わる訳もなく、普通に朝がやってきた。マユミがいつもと変わらずに朝の挨拶をしてきた。それは…あいつと出会う前から全く変わらない事。…何も変わらない…変わらない。あいつがいなくなっただけ…。ただ、元に戻っただけ…。
「どうしたの?!今日もおめめが真っ赤じゃない?!」
なぜかマユミは上機嫌だった。あいつの為に何度言われただろ?でも…それも今日までだ。
「私…振られたよ。」
私はマユミにそう言った。…付き合う時も別れる時も…隠す必要なんてない。逆に、いつまでも言わないのは引きずってる感じがするから私は嫌だ。
「泣いたから…赤いの?」
なんか…珍しくマユミが真顔で見ていた。
「違うよ。寝れなかっただけ。」
泣いた?そんなのは昨日まで。あんなの…私じゃないし。
「そっか…ならいいんだ。珍しいね!」
マユミはそう言って笑ってた。私が振った話は何回かしたけど…振られた話は初めてだ。マユミも対応に困ってんだろうな。でも、それは杞憂に終わった。
「じゃあ…合コンしよ!」
すぐにマユミはそんな事を言ってきた。
「あんな男みたいんじゃなくて…いい男見つけてくるからさ!」
『あんな男』ってのが引っかかるけど…マユミなりにやっぱり気を遣ってんだってのがわかった。