「じゃあ、いくよ!ハイ、チーズ☆」 女子の声に合わせて俺は楓のほっぺたにキスした。 たぶん飛鳥も浩介にしてるんだろ。 そして、唇がゆっくり離れる。 「ありがとねー!」 写真を撮ってくれた女子にみんなでお礼を言った。 「それにしても、一生の宝物になりそうだな。」 楓が小声で耳打ちした。 当たり前じゃん。 「俺ら二人のチュー写真が撮れるどころかみんなで撮れたんだもん。」 「そうだな、俺ずっと飾っておくよ。」 楓はうれしそうに笑う。 ああ、きれいだな。