「舞人ー、楓ー!」 二人でぷかぷかと仰向けで波に流されていると遠くから俺らを呼ぶ声が聞こえた。 「飛鳥ー!と、浩介!」 二人が浜辺で手を振っている。 「行くか。」 「そうだな。」 俺らは、そこから体を反転させるとクロールで岸まで泳ぐことにした。 そして、ようやく岸についたとき。 「4人で写真撮らねー?」 浩介はこないだ買ったと言っていた新品のカメラを持っていた。