「舞人くーん。」
そんな俺のテンションがやばいくらい沈んでいるとき向こうの黒板のほうから声が聞こえた。
「お、女子から呼ばれてるぞっ。モテるやつは違うねー。」
「飛鳥、ちょっと黙っとけ。」
「・・・怒るなよ。」
飛鳥の肩をポンと叩いて俺は女子のほうまで歩いていった。
「どうした?」
そこにいたのは2人の女子。
「今度、修学旅行あるじゃん。それでさ、」
鈴木さんと言う女の子が隣の新道さんの腕を小突いた。
「えっ、ちょっと里香やめてよぉ。」
「ほら、言いなよ。」
んん?
話がまったくつかめないんだけど・・・



