なんでそこなんだよ。 女子とかそんなこと聞いてないよ。 「だって舞人モテるだろ?可愛いって。」 「別にモテてないし…」 「だから…俺なんかを好きって知ったら悲しむ奴が多いな。」 俺の体を膝の上から起こして自分も立ち上がった。 「ほら、こんなに身長差があって…」 「ちょっと…気にしてるんだけど。」 楓は自分の頭と俺の頭の間の指で図った。 180くらいある長身な楓に対して俺は160ちょっとしかない。 確かに小柄なんだよ。