「君、そこでなにしてんの?」 …え? 振り替えると、一人の男の子がたっていた。 「ホタルを見にきたの?」 あたしは、ゆっくり頷く。 『オーイ、輝!なにしてんだよ~。早くこいよ~!!』 その子の友達らしい声が林の向こうから聞こえる。 「ごめーん、ちょっと用事。先いってて。」 男の子は、友達にそうかえすと、あたしの横にしゃがみこんだ。