蛍池についた。 「…あれから一年だね。」 あたしは静かにしゃがむ。 蛍と別れてから一年が過ぎて、あたしは蛍池公園の夏祭りにきた。 あれから一年間、あたしはひとときも蛍のことを忘れはしなかった。 あたしのまわりは、もうホタルで一杯。 まるで、あの夜のよう。 その時だった…