恋ホタル



だんだん暗くなるにつれて、辺りにちらほらとホタルの光がみえはじめる。

そこでふと思い付いた。


「そういえば、あたしたち2人でホタルいっぱいの蛍池見たことないよね?」


こんなに蛍池で会っているのに、そんな普通のことをしてないとか、今更驚いた。


「ね、今夜一緒にホタルウォッチングしない?」

あたしの提案に、蛍は困ったように笑い、言った。



「ごめん、今日は無理だ。」

え~…



「でも、明日ならいいよ。」

「ホント!?やったぁ♪」




あたしが喜ぶと、蛍もあのかっこいい笑顔を見せた。