「お母さん、家のこと済ませてから病院に行くから、あんたは先にいっとく?」 「うん。お父さん、待ってるだろうし。」 最後の一口を水で押し込み、あたしは部屋に戻る。 「…これでよし…と。」 準備も完了して、あたしは家を出る。 「行ってきまーす。」