そのとたん、あたしは怒り狂った。
「ダメじゃん！そんなことしたら!!ホタルが可哀想！」
「ちょ！何すんだよ！」
あたしは男の子のてからホタルを奪い取る。
「ホタルの赤ちゃんは土のなかでゆっくり休んで、大人になるんだよ！掘り返したりしちゃ、ダメ！」
「ちぇっ！見せなければよかったぜ。」
「行こーぜ。」
2人はあたしを睨み付けて、去っていった。
「大丈夫？危なかったねぇ。もお、だいじょーぶだからね。」
あたしはてのなかのホタルの幼虫に話しかける。
そして、そっと土のなかに戻した。
「元気な大人になってね。」
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