それからあたしは蛍君と話をして、あっという間に空が暗くなりだした。
楽しい時間は過ぎるのが早いね…。
「明日、またきていい？」
「うん。待ってるから。」
やった！待っててくれるって！
朝イチで来よっかな♪あ、でもそしたら蛍君の時間が無理かなぁ。
「蛍君、何時ならいるの？」
「…いつでも。てか、蛍でいいから。」
いつでもいいんだ…ん!?
今、『蛍でいいから。』っていった!?
「えっと…えっと…じゃあ、あたしも蛍！蛍でいいよ！」
「蛍。」
ートクン
…ああ、あたしわかったよ。
この初めての気持ちの正体。
あたし…恋してるんだ、蛍に…。
