「…クッ……ププッ」

笑った!?

いやぁ!もう!
あたしって、どんだけドジなのよ!



恥ずかしいよぉ…穴があったら入りたい…。
真っ赤になってうつむいていると…



「ごめんごめん。つい、面白くて。…大丈夫?」

手を差し出してくれた。

しかも、この前は見せてくれなかった…綺麗な笑顔をあたしに向けて。




「あ、ありがと…。」

その手を握ると、グイッと引き上げてくれる。スゴく、力強い。


急にドキドキしてきた。