「…あはは!」


いきなりお父さんは笑い出した。


虎太郎もあたしもお父さんを見て、きょとんとしている。


「冗談のつもりだったんだが…いいだろう!何年後でもかまわん。柚子を嫁にもらってやってくれ。」


「ちょっとお父さん!」


「もちろんです!ありがとうございます!」


引っ越しの挨拶のつもりが、結婚へと発展してしまった…。