「俺はしぃが好きだ。だから俺と…付き合って下さい。」 サアァ、と心地良い風が頬を撫でた。 「はい……!!」 そう言って微笑むと、琉生はあたしを抱き締めた。 急なことに少し戸惑ったけど、軽く琉生を抱き締め返した。 琉生はあたしの体を少し離して今までで一番優しいキスをした。 「しぃ…好きだよ。」 「ん……あたしも…」 琉生はもう一度微笑んだ。