「何真っ赤になってんの?可愛いやつ。」 クスクス笑いながらからかう琉生。 「うるさいなぁ、バカ……。」 最初の印象なんか消えちゃうくらい、優しい琉生。 「あぁ~!琉生!いたぁ!!」 突然の女の人の声に多少びびりつつ、顔は向けずに目だけで女の人を見た。 うわぁ~…美人さん。 ちょっと化粧濃いけど……。 ……なんか、やけに親しげだなぁ。 ……まただ。 胸のあたりがモヤモヤズキズキ。