……なんて思いながらも素直について行くあたし。 ちょっと泣きそうだ。 滝川君のあとを三歩後ろで歩いていると体育館の裏側に来たところで彼が振り返った。 ビクッと肩を揺らす。 相も変わらず悪い目付きであたしを見る彼。 ドキドキしながらも彼に耳を傾けた。 「好きだ。付き合ってくれ。」 ― ――― ――――― そうして、今に至る。