第2話 dark rose

「dark roseに入れば…私は…」

香「dark roseって?」

拓人「この街に朝を取り戻すために戦う集団だよ」

香「じゃあ、ヒーローってこと!?」

拓人「あぁ、なぁ香!!なぜ、正義の心を持っちゃいけないかわかるか?」

香「な…何でだろう?」

拓人「この街の情報を外にながさないためだ」

香「でも、ながすひとなんて、いくらでも」

拓人「いいや…この街の情報や、いつ、どこで、誰と電話をしていたかもあいつらが、管理してんだ。」

香「もし、ながしてしまったら?」

拓人「殺される」

香「最低!!あぁ、dark roseって他に誰かいるの?」

拓人「いいや、これから集めるところだ。…そのまえに、調べることがある」

香「調べること?」

拓人「あのタワーへ向かう」

香「え!?いきなり!?」

拓人「あいつらの目的が知りたいんだろ?」

香「う…うん。」

拓人「よし、なら行くぞ!!」

香「わかった!」

そして、私達は、dark princesの住むタワーへ向かった。

拓人「ここだ…。」

悪魔「ナンダオマエラ。」

香「私達は、あんた達の秘密を探るためにきた、ヒーローよ!!」

悪魔「キサマラニオシエルジョウホウナドナイ。ウセロ。」

拓人「残念ながら、うせるわけには行かないんでね。通してもらうよ!!」

そういうと拓人は、門番の悪魔達を斬り倒していった。

拓人「香!!お前闘えよ!!」

香「そ…そんなこと言ったって…」

拓人「その腰のダーツは、ただの飾りか?」

香「違うわよ!!」

私は、拓人の後ろにいた悪魔に目掛けて、ダーツを投げた。小さい頃から、ダーツは得意だった私は、こんな距離など、たいしたことなかった。

拓人「やるじゃん!!よし、行くぞ!!」

香「うん!!」

そのまま私達は、悪魔達を倒しながら、最上階へ、向かった。






拓人「ついたぞ!!ここだ。」

香「ねぇ拓人…貴方の腕は、なぜ、機械になるの?」

拓人は、闘うときに腕を機械にして闘っていたのだった。

拓人「生まれつき、右腕が無くて、機械をとりつけただけだよ。そのまんまじゃ、怖いから、人間みたいな皮をつけた」

香「そうだったんだ…ごめん。」

拓人「謝らなくていいから、早く行くぞ」

そういうと拓人は、最上階のドアをあけた。

拓人「来たぞ!!princes!」

princes「誰?」

どこか聞いたことあるような優しくて綺麗な声が響いた。部屋は真っ暗で、彼女の顔は見えなかったが、闇に輝く薔薇だけ、見えた。

拓人「俺は拓人。お前らの目的を教えろ」

princes「私達の目的ですか…。いいでしょう。お教えします。」

香「え!?」

princes「私達の目的は、太陽を破壊し、世界征服をすることです。」

香「世界征服…?」

princes「私が言えるのは、ここまでです。このタワーから出ていきなさい。」

拓人「俺は、止める。お前らのしようとしていることをな。」

そういうと拓人は、まどを突き破って、私の手を握りながら、飛び降りた。

香「ちょっと拓人!?」

拓人「princesの使いがおってきている!!」

香「拓人!!止まって!!」

前からも悪魔が何百匹と束になって襲ってきた。
私は、たちまち悪魔達のうずに呑み込まれた。

拓人「香!?
香ーっ!!」