部屋に入ると、私はバッグをベッドの上にそっと置き、買ってきた食材を片付ける。 ヒロ、大丈夫かな・・・。 「ケンジ、ずっと連絡無かったけど、急に何よ」 ちょっとトゲのある口ぶりにケンジはひるむこともなく、 「オマエ何か怒ってたじゃん。デートもしてねぇとかってさぁ。だから来てやったんじゃん」 と、何だか偉そうに言う。 それから、 「何か食わせてよ。オレこれから朝までバイトだし、金ねぇから食いに行けねーし」