ショッピングを終え帰宅すると、ケンジが家の前でタバコとスマホを片手に立っている。 私に気付いて「よ」と言うものの、大荷物の私を気遣うこともなく、ただ待っている。 そういうヤツなんだ・・・。 鍵を取り出すときに 「ちょっと持ってて」 とスーパーの袋を渡し、バッグの中がケンジから死角になるように体を傾けた。