独り言を漏らすと、そのイケメンはサッと隠れてしまった。 驚かせてしまったのだろうか? 何せこちらサイドも驚愕中なのだ。身を隠す気持ちも落ち着けば理解できる。 しばらく『彼』が揺らした雑草の辺りを呆然と見つめ、歩く機能を再起動するのも忘れていた。