ノラネコならいいが、私は虫が苦手なのだ。 一瞬のことで大きさはわからなかったが、早く走れる足が無い今、ネコちゃんでありますようにと祈りながら見回す。 可能かは知らないが、虫に私の居場所を悟られないように、眼球だけを動かした。 「・・・・っ!!」