アパートまであと5分程のところ、住宅街の一角の荒れた空き地。


雑草と薄汚れたペットボトル陰に、小さな『何か』が動いた。


ハッとして息を呑み、足を止める。


と言うより、足がすくんで歩くという機能が停止した。