その付近にツタの絡まる大木はそれ一本。 私はヒロを落とさないように胸に抱き、その樹へ歩み寄る。 「わっっ これだ!!」 ヒロは弾けるように反応した。 そして私の低くした手からジャンプして降り、タン、と小気味良い音がした。