「ごめん、菜穂。やっぱ菜穂は友達しか考えられないわ。本当にごめん。」


またか。


また振られたよ。


もう慣れたな。


「…。ごめんね。ありがとう。」


そうその場に言い残すと、私はそこから立ち去った。