「千春、俺」青は呟いていた。
「どうしたの?」
「お前とはもう逢えない」
「え、」
「ごめん、一年後にここで逢おう」彼は、泣きそうな千春を見て、ただ笑っていた。

青が私、千春のもとを去ってから一年。二人のはじまりと終わりの場所に、私はいた。