───次の日。


私は教室へ向かった。
もう皆ほとんど来ていた。


机に座ってカバンの整理を
していると……


ポンッ!と
誰かが肩を叩いたから
振り返るとそこには
リョウちゃんが立っていた。


『おはよッ!!』

リョウちゃんが笑顔で
私に挨拶をしてくれた。



「おっ、おはよう///」

リョウちゃんの
爽やかな挨拶とは反対に
私は声が裏返って
気持ち悪い挨拶になった…


でもリョウちゃんは
そんな私の反応を笑いながら

『昨日いた人って唯か
 美優の兄ちゃん?』

っと聞いてきた。


「ううん?小学生が一緒で
よく遊んでもらった人。」


っと簡単に説明した。


『そっか!!まさか彼氏?』


「ち、違う違う!!それはないよ!
 5歳も離れてるのに!!」


とっさに思いっきり否定した。



だって誤解されたら
嫌だったし…。


『そっか!!
 よかった!!じゃあ』

っと言ってリョウちゃんは
行ってしまった。

…それだけ??