「そんな事は…ないです。
実は唯、前にリカさんと
リョウちゃんが話てるのを
偶然聞いちゃって…。すいません。
リョウちゃんが唯に
本気じゃなかったのは知ってました。」
言っていて切なくなった。
『うん。唯ちゃんがそこに
いたことは知ってた。』
「え…。」
『知っててあんな事聞いたの。』
──じゃあなんでまだ付き合ってるの?
「ど、どうして…?」
『私、唯ちゃんに嫉妬してた。
リョウが唯ちゃんと
別れられなかったのは
唯ちゃんの事が…「嘘だよっ!!」』
私は大声を出して
リカさんの言葉を遮った。
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