散々悩んで もたもたしながら 学校へ行ったからか、 私が学校に着いたのは 授業ギリギリの時間だった。 今日は学校へ 行かないつもり だったので、 美優には先に 行ってもらっていた。 下駄箱で靴から 上靴に履き替えて いると、 『唯っ!!』 と大きな声が聞こえた。 声のする方へ 振り返ると、 そこには───……