『さて!!俺そろそろ帰るな!!』
「うん。今日はありがとう。」
『いいえ♪あッ!
またなんかあったら
俺ん家来いよ!!
話聞くし!!』
どうしてこの人は
こんなに優しいんだろう…。
「うん。でも大丈夫!!」
私は精一杯の笑顔で答えた。
誠くんに心配かけたくなくて…。
『そっか!!じゃ、あんま
無理はすんなよ!バイバイ☆』
「うん♪バイバイ!!」
そう言って誠くんは
家に向かって歩いていった。
しばらく誠くんを見送っていると誠くんの動きが止まった。
どうしたんだろう?
不思議に思って
誠くんが見ている
目線の先を見つめると
視線の先には
仲の良さそうに手を組む
リョウちゃんと
リカ先輩の姿があった。
