私が立ち尽くしていると、 香織が興奮気味に こっちへやって来た。 『リョウちゃん唯 の事好きだよ!!!』 「え?何で?」 『だってリョウちゃん、 わざわざ違うクラスの唯の所に 来たじゃん!同じクラスの美優に聞けばいいのにさあ!! これはもう時間の問題だ♪ 早く付き合いなよ〜!!』 すごく楽しそうに 香織が話している。 リョウちゃんが 私の事なんて 好きなわけないよ…。