「…俺、好きな子がいるって前に言ったよね?」 「はい…」 わたしの胸はきゅっと痛む 悠太先輩を好きって気持ちは絶対に届かないんだ… 「その子はよく図書室に来てて、見た目はすっごいかわいいんだけど、意外と言葉には刃があって、嘘がつけなくて…いつの間にか好きになってた」 先輩、本当にその子のことが大好きなんだ… 私は静かに悠太先輩の話を聞いた 「きっと俺…その子のことが初めて会った時から好きだったんだ…一目ぼれってやつ?」 悠太先輩は照れくさそうにはははって笑った