先輩はキョトンとした顔をしてすぐに吹き出した 「あははっ、そうだね」 なんで先輩笑ってるんだろ? そろそろ立ち上がろうかな 「先輩もうあんなことしないでくださいよ?」 私は精一杯背伸びしてお目当ての本を取ろうとした すると先輩がいとも簡単に本を取った 「はい」 「あ、ありがとうございます」 先輩優しいとこあるんだ… 先輩は優しく私の頭を撫でると またも耳元で 「またね、雫ちゃん♪」 かぁぁっと体が熱くなる 「なっ…!」 先輩は逃げるように図書室から出ていった