「どうしたの? そんなビックリした顔して・・・」 母さんは、ごく自然に 《前と変わらない》ように立っていた 「・・・なんで、」 「ごめんねー 鍵、家に忘れてて入れなかったの」 そうじゃない なんで、母さんがここに・・・ 「どうしたの? 早く中に入らせて」 笑顔の母さん 私の好きな母さん 「・・・違う」 「・・・神楽?」 「母さんは、死んだの これは、母さんじゃない」 「なーに、変なこと言ってるの 先に入ってるからねー」 母さんと同じ顔をしている その人は 小さく笑って中に入った