★夜side



「・・・俺の、名前の由来」



朝は、アイツのことじゃなくて

主のことだったのか・・・



ゼロは、数字の始まりでもあり

終わりでもある



だから、朝か・・・



「夜、何をしているのです?」



縁側で考え事をしていた俺の横に

さっきまで広間で昼と話してた

主が座った



「・・・昼は?」



「私の話が難しかったのか

 ぐっすりと眠ってしまいました」



「・・・アイツらしい」



鼻で笑うと、主は小さく微笑んだ



「昼に、勉強と言うものを

 させなくてはなりませんね・・・」



「・・・バカ戌が勉強なんか

 出来るわけないだろう」