「裕ちゃん汚いーっ!」




あたしの言葉を無視して食べている。




あたしも裕ちゃんに負けぢと急いで食べ始める。




「頂きまーす!」





無言で食べ始めた。


大好きないちごだから裕ちゃんより沢山食べるんだという気持ちが強かったからあまり味が分からないほど早く食べた。



いちごが残りの一個になった。


「最後の一個だからジャンケンね」



そのお母さんの言葉を無視して裕ちゃんは、


パク


いちごを食べた。


あたしはもちろん大泣きだった。