あたしはもう見ていられなくなって図書室から背を向けた。



この前、音楽室で楽しく話していたばかりなのに、



この前まで幸せだったのに、




木葉先輩と裕ちゃんが楽しそうに話しているだけで、



苦しくなる。



裕ちゃんはあたしにとってこんなに大きな存在だったんだね。



改めてあたしにとって裕ちゃんがどんなに大きな存在なのか、分かった気がした。